自衛官妻SACHIの日常

自衛隊妻の近況報告②我が家にお雛様がやってきた!


こんにちは、SACHIです。
今年の花粉は凄いですね。自称:花粉症ではない私ですが、目が覚めた瞬間から目頭がかゆいかゆい、くしゃみが止まらない日があります。
その横を我が家の猫が涼しい顔で通っていくので「猫はいいよね、こういうのに無縁で」と思っていたら八連続くしゃみをしていました。
お前、花粉症か?
さて、今回は我が家の近況報告をさせてもらおうと思います。
あ、どうぞ、お茶でも淹れてもらってからゆるゆるとお読みください。

春が来たな~って感じる瞬間て人それぞれあるかと思いますが、私の場合そのひとつが”てりたま”です。
あのCMが始まると「お、今年も春きたなぁ」って思えるんですよね。
で、先日さっそく主人と食べに行ってきました。
セットをふたつ頼んで、ポテトふたつのうちひとつをしゃかしゃかの期間限定エビ味にしてもいました。
知ってる方も多いと思いますが、しゃかしゃかポテトってシーズニングの入った小さな袋としゃかしゃかするための袋が別についてくるんですよね。で、その袋に自分でポテトとシーズニングを入れてしゃかしゃかして食べる訳なんですが。
席について早々、ふたつ並んだポテトのうちひとつに手をつけた主人が開口一番「あ、こっちエビ味だよ」と。
・・・そんな訳があるかーーーーーい!エビ味はこれからつけるんですー!それどっちを食べても塩味ですーーー!
今日の味噌汁ちょっと辛かったかな、とか考えるのは金輪際やめようと思ったエピソードです。

さて話は変わって3月は娘の初節句だったんです。なんと我が家にお雛様が来たんです。
転勤族な上にクローゼットの空き容量がない我が家でお雛様なんて考えもしなかった事でした。お雛様というものが分かる年になれば幼稚園や保育園の工作で紙コップに顔をつけたり絵を描いたりしてマイお雛様を作ってくるだろうからそれで十分と思っていました。

そんなある日、私の母が近所のショッピングセンターでお雛様を見たいと言い出したんです。
見るだけならと行ってみたところ、手のひらに乗るような小さくて可愛いものもあって「あぁ、これ位なら♪」と言うと「えぇ・・・」となにやら不満そうな母。
「あ、じゃあ、こういうの?」と吊るし雛を指すと「えぇぇ・・・・・」と超不満そうな母。
どうやら見るというのは口実で、孫に雛人形を買う気満々だったようです。

「置き場所がさ」とか「お手入れに自信がないねぇ」とか言ってみても母の意志は固いものでした。
なんでも、母が生まれた地方では女の子が産まれた夫婦の嫁(または婿)に出した方の家がお雛様を買ってあげるのが慣習なんだとか。
私の祖母は孫達に立派なお雛様を用意するために、本業の閑散期には土方作業に出ていたという話を初めて聞きました。うーん・・・頭が下がります・・・。
「近所の店に気に入るものがなければ、老舗の人形店の本店まで行っても構わない」と言うので、そこまで言うなら私も真剣に娘のために素敵なお雛様を選ぼうじゃないか!と、2月も半ばに差し掛かっていましたが、ここから本気の雛人形探しが始まったのでした。

お店に行く前に予備知識をと思ってネットを覗いてみると、どうやら最近のお雛様の主流はコンパクトタイプのようです。
住宅事情はみんな同じって事ですね。ちょっとホッ。
お内裏様とお雛様のふたりが並ぶのが一番小さな”親王飾り”というやつで、あとはお人形がケースに入っているか、飾り台にもなる収納箱に入っているかが大きな違いになるようなんですね。
この時点では「飾るのもしまうのも楽!ケース飾り一択だな」と思っていました。

では改めてとお店に行ってみると販売員のおばちゃんがいて、他にお客もいなかったので色々と話を聞くことができました。
収納場所とお手入れの楽さでケース飾りがいいと思っていると相談すると、確かにそうだし同じ理由で人気だけど、人形や道具に触れないし、写真の時ケースが光って上手く写らなかったりするデメリットもあるよと教えてもらいました。
あとは着物や屏風やぼんぼりの柄や色目、そしてなんといってもお顔が違うから、よーく見てね、と。
確かに・・・同じ距離で人形を見ても、ケースがあると随分と遠い存在のような気がします。
とてもその場では決められなかったので「アドバイスありがとうございました。ちょっと考えてきます」と売り場をあとにしました。
あれ?気のせいかな。おばちゃんの心の舌打ちが聞こえた気がする~~~

さてその日の晩、どんなお雛様がいいか考え直してみました。
お店でケース飾りを見たときのあの距離感がどうにも引っかかってしょうがないのです。
「娘がちょっと大きくなって人形を眺める時、ガラスケースに手をついて・・・ってちょっと寂しくないかい?箱から出して自分の手で飾る・・・娘と一緒に出来るなら楽しいんじゃないかい?」
そんな考えが沸々と湧いてきます。よし!収納飾りにしよう!

別の日、他の大型店に行き二人であーだこーだと言いながら悩むこと数十分・・・休憩を挟んで再び悩むこと十数分・・・
主人も私も納得のお雛様を選ぶことがようやく出来ました!
焼いた桐の箱に桜模様が描かれた可愛らしい感じなんです。赤い着物を着たお雛様は細面で凛とした目元が素敵でした。
家に持ち帰り、壊さない様に丁寧に飾ってみると、お店で見ていたよりずっと華やかに感じます。
このお雛様のようにキレイな子になってね、娘よ。そしてお内裏様のようなハイスペックな旦那様を見つけるのよ。
猫が前を横切ったり、つかまり立ちが出来るようになった娘が手を伸ばすので道具や橘が少しずつ動いたり、数日後には冠がズレたコミカルお内裏様になったりしていましたが、「随分と賑やかな家に来てしまったね」「まぁ、いいじゃないの」とお内裏様とお雛様が笑い合ってくれていればいいなぁと願うばかりです。

あー・・・選ぶの大変だったなぁと思うと同時に、私のお雛様を選んだ時、両親や祖父母もこんなかんじだったんだろうかと想像してしまいました。
雛祭りって大きくなってしまうと意識してやることもなくなりますが、女性の皆さん、機会があれば来年にでも自分のお雛様を見直してみてください。
大人になった今だからこそ、何か思うところがあるかもしれません。

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2017-03-20 | 自衛官妻SACHIの日常

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