自衛官妻の妊娠・出産記録【その１】
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします！
新年最初は女性にとって恋愛・結婚の先に来るもの、妊娠と出産の話をしようと思います。
自衛隊にももちろん子育て中のパパ・ママさんがたくさんいますよーーー。
そして結婚して２年、我が家にも子供が出来ました。 ７ヶ月になり、お腹の中でむにむにと動いています。
これからちょこちょこと私自身の妊娠・出産・子育ての近況をまじえつつ、自衛官家族の子育て事情についてご紹介していきたいと思います。
子供を考えたとき、ちょっと想像して「今の環境で出産と子育てが出来るかな？」と考える必要がありました。
さらに自分の性格として、出産・育児を”夫婦ふたりでもなんとかなる！”と思うか”両親のサポートがないと不安”と思うかも大事なポイントでした。
我が家は転勤前と転勤後で環境ががらっと変わったので、簡単にまとめてみると・・・
《以前の勤務地》
・どちらの実家からも遠い。親戚なし
・毎日夜遅くまで勤務
・土日返上あり
・土地勘がなく産院の情報が少ない
《今の勤務地》
・私の実家まで車３０分の距離
・夜遅くまでの勤務が減った
・土日はほぼ休み
・地元近く。ある程度の土地勘があり、知っている産院もある
以前の勤務地でも私にガッツがあればいけたのかも知れませんが、初めての事だらけになる妊娠をこの状況で迎える・・・と想像したとき、大丈夫！って気持ちになかなかなれませんでした。
子供が大好きで結婚したらすぐにって思っている方もいると思いますが、ご主人の勤務地と勤務の状況によってはそうもいかないかも知れないってことを知っておいてもらえればいいかなと思います。
もちろん、里帰り出産をして、帰宅後に夫のサポートがあんまり期待できなくても大丈夫そうであれば何も問題ありません。
男性隊員にも育休制度はあるので、それを利用するのも手です。
ちなみに、男性自衛官の育休についてちょっとだけ触れておきますね。
自衛官は公務員なので、男性隊員も育休を取ることができます。産休は女性隊員だけですよ。
ですが実際に取った人はまだまだ少ないようで、平成２５年は防衛省全体で３１人（取得率０．４８％）と発表されています。（参考：防衛省職員のための両立支援ハンドブック～上司・男性隊員向け～）
期間はまちまちですが、時期は産後すぐの産褥期が多いようですね。
２４時間赤ちゃんに付き添ってお世話をしながら、お産で使った体力を回復させるための期間です。
育休の取得率を数字だけ見るととても低いので「自衛隊の男性はイクメンじゃない！」って思うかもしれませんが、そんなことはありませんよ。
主人の周りの先輩パパさんを見ても、職場のチーム全体で順番に休みを取って家族サービスをしているし、 単身赴任でも週末の休みを工夫したり大型連休を利用して家に帰ったりと、家族の為に最大限の努力をしています。
自衛隊としても、家族なら職場で面会できたり、基地開放イベントなんかもやっているので
他と比べると割と簡単に「父の働く姿」を見に行ける職業なんじゃないかと思います。
さて、申し分ない環境でスタートさせる事ができた私の妊婦生活ですが、さっそく「家の近所に産婦人科がない！」問題が出てきました。
歩いて行ける距離にあった病院は閉めてしまったようで、近くても車で２０分くらい、しかもネットの口コミではどの病院も長い待ち時間は当たり前という状態らしく、本当に産婦人科の先生って少ないんだな・・・って実感しました。
結局家から車で２０分、先生が優しいと評判でお産までできる病院を選びました。
産科の検診は６ヶ月までは１回/１ヶ月、７ヶ月からは２回/１ヶ月、１０ヶ月は毎週になります。
お腹の大きさに比例して受診回数が増えるのはけっこう大変なので、近所に病院があるか、下調べは大事です。
お腹の中の成長を一緒に見て欲しかったので、待ち時間が長い事を逆手に取って、主人が仕事から帰ってきてから受診できるようにしています。
出来るときは検診の日に合わせて休みを取ってくれるのでとても助かっています。
助かるといえば、妊娠して最初の試練「つわり」のときにも大いに助けてもらいました。
私は「においつわり」というやつで、特に風呂や洗面台の水周り臭、ゴミの臭い、洗う前の洗濯物の臭いがダメでした。
におい以外にも微熱で頭がぼーっとしてしまってやる気が出なかったり、集中力が続かなかったりという症状がありました。
においは洗濯ばさみで鼻をつまんで克服していましたが、それでも今まで出来ていた家事が出来なくて、その追いつかない分は主人が仕事から帰ってからやってくれていました。
さらに週末にはご飯から掃除、洗濯、アイロン掛けと、へばっている私の横でかなり働いてくれました。
家事が出来るのはやっぱりありがたいです。
５ヶ月の安定期に入った頃からは妊娠前と変わらない体調に戻りました。
お腹が出てきて単純に動きづらくなってはいますが。
これからも助けてもらう事は多そうです。
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