女子にも分かる自衛隊

好印象の質問ワード、「どんなお仕事をしているんですか?」


大きなポイントとなる3つの理由!

婚活パーティーでよく交わされる話題に「どんなお仕事をしているんですか?」があります。みなさんの中にも、自衛官との婚活で「どんなお仕事をしているんですか?」と聞いたことがある方も多いと思いますが、実はこの「どんなお仕事をしているんですか?」は自衛官との婚活で大きなポイントとなる質問なんです。その理由は
①相手のことを知ることができる
②会話が盛り上がりやすい
③相手が喜んでくれて、自分に良い印象を持ってもらえる
から。今回は、「どんなお仕事をしているんですか?」のお話です。

聞き方を変えると、逆効果に……?


「どんなお仕事をしているんですか?」。この質問は、ぜひ相手にこのまま言ってください。というのも、聞き方が変わると相手が残念な気持ちになる可能性があるからです。
例えば、婚活パーティーで知り合った相手が航空自衛官だった場合。
「どんなお仕事をしているんですか?」
「航空自衛官です」
「じゃあパイロットなんですか?」
「いえ、パイロットではありません……」
これ、航空自衛官の多くが経験しているあるあるです。婚活だけでなく、いろんな場で航空自衛官はこの会話を余儀なくされています。
一度や二度であれば残念な気持ちも起こらないのでしょうが、何度も何度も繰り返されると「またか……」とマイナスの気持ちを持ってしまいます。悪気は一切ないのに、マイナスの印象を持たれてしまうのは、とてももったいないですよね。

「どんな……?」で会話が盛り上がる!

航空自衛官だけでなく、陸上自衛官も「じゃあ戦車に乗ってるんですか?」、海上自衛官も「じゃあ船に乗ってるんですか?」とよく言われるそうです。もちろん、実際にパイロットだったり、戦車や船に乗っている方なら何の問題もないのですが、そうではないお仕事の場合が多いので、「またか……」という結果になってしまいます。
ですので、会話ではぜひ、「どんなお仕事をしているんですか?」を活用してください。上記の場合だったら、
「どんなお仕事をしているんですか?」
「航空自衛官です」
「航空自衛隊でどんなお仕事をしているんですか?」
といった感じです。すると、相手は「C-1という航空機の整備をしています」といったように、残念な気持ちになることなく答えてくれるでしょう。そこから、「C-1ってどんな航空機なんですか?」、「整備ってどんなことするんですか?」と質問すれば、会話が盛り上がりやすくなります。この、「『どんな……?』によって会話が盛り上がりやすくなる」も、自衛官との婚活での特徴です。

もうひとつのポイント、「喜んでくれる」

私事ですが、先日本を出版しました。「誰も知らない自衛隊のおしごと~地味だけれど大切。そんな任務に光あれ」(扶桑社)という本なのですが、タイトル通り、知られていない地味なお仕事ばかりを取材した本です。当の自衛官ですら「へー、自衛官ってこんな仕事してるんだ」という感想をくださったくらいの、知られてなさすぎる地味なお仕事を紹介していますので、機会がありましたらぜひ読んでみてください。
この本の取材では、実際にそのお仕事をしている自衛官の方々にじっくりお話を聞いたのですが、どの取材でも共通していることがありました。それは、「お仕事の内容を深堀りすると会話が盛り上がる」、さらに「喜んで話をしてくれる」です。

会話を盛り上げて、好印象に


取材したお仕事を一部ご紹介すると、
〇全国各地の部隊に輸送する荷物の仕分け
〇駐屯地内で出る排水の水質検査
〇パイロットが使う航空路図誌(空の地図のようなもの)の修正
〇戦闘機が着陸するときに使うパラシュートの折り畳み
〇自衛隊で使う物を保管している倉庫の管理
〇航空機や車両の燃料を入れるドラム缶の整備
〇基地を警備する「警備犬」の訓練
といった感じです。おそらく、自衛隊にこんなお仕事があるとはほぼ知られていないと思います(私も取材するまでは知りませんでした)。
しかし、この「知られていない」がポイント。一般的には知られていない、そもそも興味も持たれていないお仕事なので、実際にこれらのお仕事をしている自衛官に「どんなお仕事をしているんですか?」と聞くと、とても喜んで話してくれます。自衛官は意外と寡黙がちな人も多いのですが、喜んで話してくれるのでそういった方とも会話がとても盛り上がります。気分よく会話をすると、お互いの印象も良くなりますよね。

相手に喜んでもらえて、自分も楽しめる!


①相手のことを知ることができる
②会話が盛り上がりやすい
③相手が喜んでくれて、自分に良い印象を持ってもらえる
と、いいことずくめの「どんなお仕事をしているんですか?」。
もし、相手のお仕事が「知られていない」ではなく、パイロットのような「知っている」お仕事でも、「どんなお仕事をしているんですか?」をぜひ聞いてみてください。自衛隊の場合は、パイロットのお仕事も「ただ安全にフライトする」だけでなく、「フライトした先で何をするのか」といった「知らない」ことが必ずあります。少し興味を持ってそのあたりを深堀りしていくと、相手が喜んでくれるだけでなく、みなさんにも「へー!そうなんだ!」な新鮮な楽しさがあると思いますよ。
「どんなお仕事をしているんですか?」。この質問で、自衛官との婚活を楽しんでみてください!


2020-09-04 | 女子にも分かる自衛隊

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