自衛官妻SACHIの日常

自衛官と結婚する前に身につけたい。寛容さのはなし


”自衛隊で働く男性と結婚するのに、特別に必要なことって何もありません。ちょっとの寛容さがあれば大丈夫なんです。”
こんなことを一番最初の記事で紹介したのですが、その「寛容さ」が自衛官にとってどれほどありがたがられるか、もうちょっと掘り下げてお話したいと思います。
自衛官をお相手に婚活中のみなさん。
これを見たらぜひ、あなたの懐の深さを猛アピールしてくださいね!

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「寛容」を調べてみると、一般的にはこの様な意味になるそうです。
【心が広くて、よく人の言動を受け入れること。他の罪や欠点などをきびしく責めないこと。また、そのさま。】(goo辞書より)
まさにこの通りなんですが、自衛官との恋愛・結婚生活に限って私はこのように解釈しています。
【急な予定変更・キャンセルにOKって言えること。またそれを後からネチネチ言わないこと。】

なぜ寛容さなんてものが必要なのかと言うと、自衛官って急な予定変更が日常茶飯事だからです。
その究極のところが災害派遣などの非常事態ですが、そうでなくても「明日から急に出張に」「明日は休み返上で出勤に」なんてこともしょっちゅうあります。
私も結婚してからの2年間に何度となくこの事態にぶち当たってきました。
あ、もちろん休暇など事前にきちんと申請を出している休みは大丈夫ですよ。
また転勤の辞令が出るのは異動の1週間前なんていうことも普通にやってくれます。
1週間前に転勤が決まるなんてありえない!って思われるかもしれませんが、本当にあるんですよ・・・。

恋愛中でも結婚してからも約束をすることってよくありますよね。
「明日はずっと行きたかったお店でランチ」
「日曜日はアウトレットに行ってたっぷりお買い物」
女性ならその日に向けて何を着ようか考えたり、お店のHPを何度も見てうきうきしちゃう楽しい予定だと思います。
それが前日に突然彼から「ごめん、仕事で行けない」って言われたらどうですか?
許せそうですか?

予定は予定通りにきっちり進まないと嫌なタイプにはとても許しがたいと思いますし、おおらかな方でもあまりに突然の変更に”もやもや”っとした気持ちになると思います。
仕事なんだから、と頭では分かっているつもりでも気持ちはそうはいかないものですよね。
だからこそ、この場面で「いいよ、また今度ね」って言える寛容さは自衛官にとてもありがたがられます。向こうだって申し訳ないと思っているに決まってますから。

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さて、ではどうやったら急な予定変更を許せるようになるか?
その方法をいくつか考えてみました。

  1. 慣れる
    とにかく付き合っているうちにこうした場面にたくさん出くわして、それが当たり前だと思える位に慣れてしまうことです。最初はイライラするかも知れませんが、人間慣れられるものです。
  2.  予定は立てない
    当日になって仕事が入らないと決まってからどこに行こうか、どうやって1日過ごそうかを一緒に考えます。
    行ける場所や出来る事は限られてくるかもしれませんが、近所の名店を発見できたりします。
  3.  第二プランを用意しておく
    予定は予定通りじゃないと気が済まない派におすすめです。
    彼と行きたい第一希望プランとは別に、仕事が入ってしまって一人で過ごすことになった場合に第二プランを用意しておきます。

書いていてなんだか情けなくなってしまいますが、自衛官の家族が仕事に振り回される事が多いのは紛れもない事実です。
しかしいちいち怒っていてはキリがありませんし、二人の関係も悪くなる一方でいいことはひとつもありません。
どうせ仕事の都合は変えられませんから、それならさっさと受け入れてしまったほうが楽ですし、変更はキャンセルばかりではなくて「明日休みとれたよ!」っていう嬉しい変更もあるので、そうした良い事の方に焦点を当てていけば怒りや不満の蓄積もありません。
お付き合い・その後の結婚生活を上手くやっていくためにもぜひ、気持ちをコントロールする術を身につけてみてください。

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2015-11-08 | 自衛官妻SACHIの日常

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