自衛官妻SACHIの日常

自衛官の妻、「嫁と姑の関係」について考えてみる。


こんにちは~、このところ多肉植物にのめり込み気味のSACHIです。最近は主人も影響を受けて週末になると家族で園芸店に出掛けています。
さて、今回は嫁姑関係をテーマにした話をしようかなと思います。
大人になって結婚してから始めて出来る、血縁じゃないのに家族になる、この不思議な人間関係を私なりに考えてみました。
昼ドラのようなドロドロした嫁姑バトルをお求めの方にはちと物足りないかもしれません。笑

この話題を取り上げようと思ったのにはちょっとしたきっかけがありまして、とある嫁姑関係のトラブルを小耳に挟んだんですね。
実はけっこう珍しい事なんです。私の周囲はほとんど既婚者になりましたが、みんなそれなりに無難にやっているようで、お姑さん絡みの話というのはあまり聞いたことがありませんでした。

話はこうです。
ある日、お姑さんが出掛けるついでにふとお嫁さんの家に立ち寄ろうと思い、アポなしで家に行ってしまったそうです。
孫が産まれて間もないこともあって、ちょっとでも顔をみたかったというのもあったようです。
しかしそれ以来「家に来るときは必ず連絡をしてほしい」とアポを義務付けられてしまい、お嫁さんの態度に不満がにじみ出ているように見受けられる事があるとか・・・。
お姑さんはこれからたくさん会いに行きたいと思っていたところだったのでショックを受けてしまった、というのです。

話がお姑さん目線なので実際にお嫁さんがどう思っているのか、第三者からみてどうだったのかは分かりませんが、私はこの話を聞いたとき「ラインで連絡さえしておけばよかったんじゃないかな~」と思いました。
いくら家族とはいえ、家が別々な訳ですからアポなしは良くなかった・・・!
赤ちゃんがいるなら一緒に昼寝をしてたかもしれないし、おもちゃなんかが散らかった部屋や身支度の出来ていない自分の姿を見られたくなかったかもしれないからです。
あなたはどう思いましたか?

さてここからは私の話ですが、主人の母との関係は良好です。
世間話からはまっているドラマの話、育児や日々の生活のなかの悩み事の相談まで、自分の母にするのと同じ様に話ができる間柄なんです。
まとまった休みにはこちらから遊びに行きますし、年に数回は母が私達の家に遊びに来ます。
でもそれは母が私たち夫婦との距離感を見極めて、かつ私の人格を尊重してくれたからこういう関係が出来たんだと思っています。
んー・・・難しい言い方になってしまいましたが、名字は同じ家族だけど、親世帯と子世帯は別々のもの、そして私は家族に後から入った人間ではあるけど、目下に見るのではなくて自分と対等の立場に扱ってくれるということです。

結婚して間もない頃、主人の肌着やワイシャツが母から送られて来たことがありました。
私としては「おっ、新しいやつだ」以上に何も思わなかったんですが、後から電話が来て「もう結婚したのに、独身の頃の癖が抜けなくて出過ぎた事をしてしまった、ごめんね」と謝られた事がありました。
親子だからあやふやになりますが、隣の家の人に日常的に何かを買って届けるということをしないように、結婚したら息子の家でもそういう事はしない、とおそらく母はこの時自分の中で線引きをしたんだと思います。

もうひとつの人格を尊重してくれるというのもありがたい話で、特に“妻と母親”としての私を立ててくれていると感じる事がよくあります。
例えば、娘が食卓に上がって遊んでいるのを私が叱ると「お母さんの言うことが正しいよ」と娘に諭してくれるんです。
「それくらいいいじゃない」と言えば“優しいおばあちゃんだ”と孫からの株は上がりますよね。 そのかわり私の面子は丸つぶれですが。それをしない、母としての私の立場を守ってくれているんです。
そんな母だから、まとまった休みの時には訪ねて行きたい、こちらの家にも遊びに来て欲しいと思えるんだと思っています。

最近はお姑さん世代の考え方もかなり変わってきているようで、いわゆる”嫁いびり”をするような方は逆に珍しいと思います。
結婚したら新しいお母さんが出来ます。どうしても遠慮しちゃうし二人きりは最初ドキドキしちゃうものですが、できるだけたくさん話す機会を作ってみたら良いと思います。
私が母との関係を築く為に何かしたかと聞かれたら、思い当たるのはこの「たくさん話した」以外にありません。
生い立ちから好きな物、嫌いな物、趣味や旦那さんが小さいときの思い出話なんかはきっと相手も話したいと思っているはずですよ。

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2018-05-28 | 自衛官妻SACHIの日常

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