12/17(水)防衛省『市ヶ谷台ツアー』
こんにちは☆
スタッフのERIKAです☆
今回は、防衛省『市ヶ谷台ツアー(市ヶ谷地区見学)』に
『自衛隊サポーターズvol.8 福武美湖さん』と一緒に
に行って来ました!
【取材:自衛隊プレミアムクラブ】
〜自衛官・防衛大生との真面目な出会い〜
この防衛省は海抜31.4mの場所にあり、実は東京都で一番高い所に所在しています。
その敷地も広大で約23ヘクタールほどです。
ここに約1万人以上の職員が勤務しています。
市ヶ谷台ツアーに参加するには事前申し込みが必要です。
防衛省市ヶ谷台ツアーのHPから申し込み、
当日は身分証の確認を行います。
身分証の確認が済むと各自に『立入証』が手渡されます。
ツアー中はよく見える位置にこれを身に着けます。
入口でその立入証をタッチ&ゴー!いざ防衛省の中へ!
事前説明を受けたらツアーが始まります。
ツアーの注意事項は立入証の裏面にも記載されているのでチェックです☆
ツアー内は基本的に撮影可能ですが、
場所によっては撮影が出来ない所もあります。
係の指示に従って楽しく見学をしましょう☆
ツアーがスタートすると防衛省名物『エスカレーター』があります
ここでツアー参加者はエスカレーターに乗るのですが・・・
ふと脇を見ると、担当の自衛官は全力でエスカレーター横の階段を上がっていました!
私たちが高台に到着する前には涼しいお顔でツアー参加者を待っていました!w
まず初めは『儀仗(ぎじょう)広場』です。
自衛隊には「儀仗隊」という隊があります。
この儀仗隊とは「 儀礼・警備のために天皇・皇族・大臣・高官、あるいは外国の賓客などにつけられた兵隊。 (抜粋:広辞苑 第5版より)」です。
超簡単に言うと国内外の国賓が公式行事で防衛省を訪れる際、そのセレモニーで儀仗を行う隊員の事です。
儀仗隊が儀仗を行う広場を見学します。
運が良ければ訓練風景を見る事もできます☆
落ち葉一つございません!とっても綺麗です☆
(写真は以前の儀仗隊の訓練の様子です。)
ここでちょこっと横道にそれますが、
この儀仗広場の国旗に向かって左手には日本庭園があります。
その日本庭園には庭園によく見る石灯篭があります。
この灯籠ですが、実はただの石灯籠ではありません。
儀仗広場の地下には旧陸軍当時利用していた大きな地下壕があります。
その地下壕の通風口がこの石灯籠なのです。
見た目では通風口とわかりませんがツアーに参加した際是非見て下さい。
続いて『庁舎A棟』
自衛隊の建物の中で一番大きな建物で地上19階、地下4階です。
屋上にはヘリポートが2基あります。
運が良ければツアー時にヘリの着陸を見る事もあります。
『庁舎B棟』は陸海空各通信関係部隊が使用しています。
巨大な通信鉄塔は高さが220mもあり通信局舎として機能しています。
『庁舎C棟』は情報本部などの情報関係機関、部隊が使用しています。
いよいよ本日のメインの一つ
『市ヶ谷記念館』です。
昭和12年に陸軍士官学校本部として1号館が建設されました。
元々は現在の庁舎A棟の建設地にあった旧1号館を移築し復元したのが『市ヶ谷記念館』です。
市ヶ谷記念館に入るとまず目に入るのが左手にある
旧1号館のシンボルの「時計」と「桜」です。
正面には2000年に防衛省が六本木から移転する前の防衛省の看板があります。
市ヶ谷記念館の1階部分は『大講堂』です。
戦後、昭和21年5月から昭和23年11月まで、『東京裁判(極東国際軍事裁判)』の法廷として使われたいました。
ここで全員で『市ヶ谷台の歩み』という映像を見ます。
大講堂に入って目に入るのが一点遠近法を用いて作られた天皇陛下の『玉座』です。
床はなんと『箱根細工』をふんだんに使用しています。
この玉座に上がる為の陛下専用の階段も
陛下が上がり易いように1番下の段はだいたい中央がほんの少し高くなっており、
上の4段は板の中央がほんの少し凹んでいます。
上り下りの際に足の据わりが良いように細かな工夫が施されていました。
ここで自由に大講堂の展示品を見学する事が出来ます。
全てご紹介したいのですが、
沢山あるので是非ツアーにご参加頂き、
ご自身の目で肌で感じて頂けたらと思います。
続いて二階に移動します。
二階は『旧陸軍大臣室』となっています。
この旧陸軍大臣室(前陸自東方総監室)は士官学校時代、士官学校長室として使用されていました。
昭和16年以降は陸軍大臣室であったが、
その後、陸上自衛隊東部方面総監の執務室として使用されていました。
窓が3つとバルコニーがあります。
このお部屋に三島由紀夫のつけた3つの『刀傷』があります。
この旧陸軍大臣室では有名な『三島事件』が起こりました。
昭和45年11月25日、作家の三島由紀夫が当時の東部方面総監部総監を人質にして立てこもり、
車寄せの上のバルコニーで憲法改正の演説をした後に割腹後介錯されます。
そのお隣の部屋は『旧便殿(びんでん)の間』です。
このお部屋は士官学校時代に陛下のご休憩(御便殿の間)のお部屋として使用されていました。
その後は陸上自衛隊幹部学校長室として使用されていました。
入り口の扉は外側に開きます。
旧1号館その他の全ての部屋の扉は内側に開きます。
『扉は人を招き入れる為に内側に開くが、陛下専用の便殿の間は人を招き入れる事は無い。』
ということで外側に開きます。
この便殿の間は壁がとっても分厚いんです。
その理由は壁の中が空洞になっている為です。
当時は安定して使える冷暖房が無かったため
少しでも陛下がお過ごしになり易いように、
地下から冷たい空気をこの空洞を通してお部屋に届けていたそうです。
この便殿の間には大きな写真があります。
昭和9年群馬県で行われた特別演習の写真です。
最前列中央におられるのが昭和天皇です。
皇族の方々と約3,800名の将校の方々が写っています。
他にも数々の有名人、山本五十六大将、鈴木 貫太郎大将、東條英機大将などの姿も見る事が出来ます☆
この後に厚生棟の広報展示室に移動します。
私は厚生棟のスターバックスを見た時に現在にワープしたような気持ちになりましたw
厚生棟の中は広報展示室以外写真が撮れません。
まずは全員でシアタールームで広報ビデオを見ます☆
(座学みたいでした!w)
その後は隣接している展示コーナーで陸海空の制服を見たり、
装備品の写真や模型を見学します☆
この厚生棟で15分のお買い物タイムがあります☆
参加者のみんなは大騒ぎでお買い物☆
ちなみにERIKAさんは来年の訓練に備え訓練用品を買いました。
参加者でEDWIN503 撃『ブルーインパルスモデル(限定200本)』を握りしめ、買うか迷って本気でフリーズしている人もいましたw
濃密な15分間でした☆
最後に美湖さんから市ヶ谷台ツアーの感想を頂きました☆
美湖さん:本当に濃密なツアーでした。
一番印象的だったのは『玉座』ですね。
今も守られていると言うか・・・
私はお仕事でモータショーに参加した事があるんです。
その時に皇族の方がいらっしゃったのですが、
お車で通られる際も『直接見てはいけない』んです。
通り過ぎてから顔を上げて良いという決まりがあるんです。
常に大事に敬われているだなと感じました。
自衛隊の方の制服の話で、
旧陸軍の制服が中高の男の子の詰襟制服になって、
旧海軍の制服が中高の女の子のセーラー服になったというお話が面白かったです。
広報館のビデオで領空海域を守る!という強い意思を感じました。
『日本ってすごく自衛隊に守られている』んだなって思いました。
色々な目線から自衛隊の歴史を学ぶ事が出来て勉強になりました。
都心で自衛隊の事を学べる『市ヶ谷台ツアー』
是非一度自衛隊の歴史に触れてみて下さい☆
※市ヶ谷台ツアーはHPからの事前申し込みが必要です。
詳しくは『防衛省•市ヶ谷台ツアー』
【取材:自衛隊プレミアムクラブ】
〜自衛官・防衛大生との真面目な出会い〜