自衛官妻SACHIの日常

いざ!海外派遣 【出港当日の見送り編】


こんにちは~SACHIです~。前回に引き続き、主人の海外派遣に伴う我が家の様子をお伝えしていこうと思います。
海外住まいに向けて主人の方の準備を整えていくのと並行して、見送りをする私たち側も準備をしないといけません。
私たちは今回、前日のうちに現地に移動し一泊して見送りに臨むことにしました。
自衛隊の艦は大湊、東京、横須賀、舞鶴、呉、佐世保の中のどこかの港から出港する訳なんですが、自宅から遠ければ宿をとって前日から現地にいるのがベターです。
当日移動だと朝早いし、けっこう弾丸ツアーになります。
 

子供がまだ小さくてぐずる事もあり、一人で連れていく度胸がなかったのでおばあちゃん達に声をかけました。
が、主人方のお母さんは体力的な理由で見送りは遠慮したいとのこと。以前見送りをした時のこと、まさにさっき言ったような当日移動の弾丸ツアーにしたところ、始発で出発したのに出港時間にぎりぎり間に合わずとても残念な思いをしたそうです。
 

という訳で、今回は私の母にサポーターとして付いて来てもらう事にしました。
メンバーが決まったらホテルの予約ですが、確か1ヶ月前くらいに予約サイトを見たら
「・・・ない!ない!ない~~~!!!?」
港周辺のホテルはどこも満室!公式サイトでも部屋が無いのです。パニック!
見送りに来る人達がもっと前に部屋を押さえ尽くしてしまったの?それとも近所で別の大型イベントが?
とにかく港の近くではホテルが取れなかったので、仕方なく車で30分程離れたところにあるビジネスホテルを予約しました。出港日が決まったら仮でもすぐに予約を済ませないといけないですね、ひとつ勉強になりました・・・。
 

さてさて、そんなプチトラブルもありつつ出港当日を迎えました。
当日のスケジュールはこんなかんじです。
1、受付
2、艦内の見学
3、式典
4、出港
5、すみやかに解散
私たちは朝7:30に正門に来るように主人から言われていたので、なかなかの早起きでタクシーを飛ばしました。
空さんご一家も見送りに来てくれていたので合流し、さくっと受付を済ませてさっそく艦の見学へ♪
客船やフェリーとは全く違い、階の移動ははしごだし廊下は狭いし天井も低いところがあったりと、常に気を付けていないと肩や脚がアザだらけになりそうです。
 

見学は主人の案内で、主人に割り当てられた私室や食堂・ヘリポートに主砲まで!間近で見ることができました。
立ち入りや見学禁止のエリアや部屋もきっとたくさんあるんだと思いますが(確認したところあったそうです。当たり前か。)私はもうさっき見たところで十分でした。
こういう場所を見学するときは案内の隊員さんから離れない、が鉄則ですかね。
写真撮影もOKなエリアでは皆さん自由に思い思いの場所で記念撮影をされていて、護衛艦の上とは思えないくらい和やかでリラックスした時間でした。
 
艦内では艦長さんや司令さんといった主人の超上司にあたる方もふっつ~にウロウロされているので(笑)ご挨拶させて頂きましたよ。通路で(笑)
背筋がピンとしていて、佇まいからしてもうカッコイイ☆です。
「奥様にはご不便をおかけしますが、しばらくの間ご主人をお預かりいたします!」なんて言って頂き、ひゃぁぁぁ~恐縮です!!!
 

集合の合図がかかり主人と別れ、さっきまでのゆるゆる見学モードからキリキリ出港モードとなっていきます。
出港の式典は滞りなく、というか自衛隊のこういった行事は本当にびっくりするくらい時間に正確に始まってそして終わります。
この日は地獄の暑さだったので、手短に簡潔に・移動は素早くの自衛隊式典はこちらとしても大変助かります。
 
司令さんの「出発します!」宣言で隊員が全員艦に戻り、出港準備が整うと隊員が甲板に出て一列にずらっと並びます。
目の前のおおーきな艦から「ぐおおおおお」と電車とも飛行機とも違う大きなエンジン音が響いてくると、少しずつ私達のいる岸から離れていきました。
「帽振れーーー!!!」の掛け声で甲板の隊員達が自分の帽子を右手に持って高く掲げ、ゆっくりと回し見送りの私達に最後の挨拶をすると、岸にいる人達からは「頑張れよ!」「いってらっしゃい!」と大きな歓声が上がりました。
私も「いってらっしゃ~い!気を付けてね~!いってらっしゃ~い!」と、艦までは聞こえないと思うけどでも聞こえろ~~~!という気持ちで大きな声で見送りをしました。
 

ここから約半年間、結婚してからはこれ程家を空けられるのは始めての事となります。
さてどうなることやら。
次回は海外派遣中の連絡について、手紙や小包を送ってみた話なんかをしたいと思います。どうぞお楽しみに~♪
 

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2019-05-30 | 自衛官妻SACHIの日常

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