実は!自衛官は○○なんです!
自衛官は誤解されがち?!
みなさんは、自衛官と聞くとどんなイメージを持っているでしょうか?
私も仕事柄、たくさんの方から「自衛官ってこういう人なんでしょう?」と聞かれることがよくあるのですが、結構誤解されてるなーと感じることが多々あります。
今回は、そんな自衛官のイメージについてのお話です。
自衛官はみんなムキムキ?
「自衛官ってこういう人なんでしょう?」の話題で、最もひんぱんに聞かれることがあります。それは「自衛官ってみんなムキムキなんでしょう?」。
しかし、これは大きな誤解です。もちろん、個人的な趣味としてムキムキな体作りにいそしみ、維持している人もいますが、それはあくまでも個人的な趣味として。実は、自衛官は意外と脂肪も身に付けているんです。
というのも、自衛隊の任務には「ムキムキ」が必要ではないから。体力・筋力はもちろん欠かせないのですが、「健康な状態で体を動かす」ためにはある程度の脂肪も必要です。一般的に見れば引き締まっている部類ではありますが、「ムキムキ」や「マッチョ」という言葉は当てはまらず、体脂肪率はそれほど低くない人がほとんど。中には体質的に脂肪がつきにくく痩せている人、メタボ傾向かな?という人もいます。
しかし、腕に関しては「マッチョ」という印象を受ける太さの人が多いです。特に半袖を着る時期だと、体は服に隠れて腕の太さだけが目立つので、「自衛官はムキムキ」という印象を持たれているのかなーと思います。
自衛官は真面目で怖い?
そして、自衛官がよく持たれがちなイメージに「真面目」「怖い」があります。中には、笑顔を絶対に見せないような冷徹なイメージを持っている方もいらっしゃいます。しかし実は、自衛官はとてもよく笑う人たちなんです。
私が自衛隊に関わるようになった頃、とても印象的だったのも、この「自衛官はよく笑う」ということでした。それも、スコーンと突き抜けたような、とても気持ちの良い笑い方なんです。
といっても、常に笑っているわけではありません。仕事に対しては本当に真面目で真摯に向き合います。厳しい訓練を重ねるうちに、顔も「怖い」ものになっていく人も多いです。
しかし、そんな厳しい環境にあるからこそ、自衛官はよく笑い、また仲間たちを笑顔にしようとしているのかもしれないな……と思っています。
婚活パーティーなどで自衛官と会ったとき、自衛官の笑顔に好意を持たれる女性が多いと聞いたことがあるのですが、私も「なるほど、そうだろうな」ととても納得します。いわゆる「ギャップ萌え」なのかもしれません。
自衛官は体育会系のノリ?
自衛官との婚活を希望されている方、また入隊を考えている学生さんからもよく聞く自衛官のイメージには、「自衛隊は体育会系のノリでついていけなさそう」というものもあります。しかし、実は自衛隊は全部が全部体育会系のノリではありません。
これに関しては、「全部が全部」が付きます。私の印象では、体を酷使する任務の多い部隊は「体育会系のノリ」だと思います。体を酷使する任務の多い部隊には、学生時代から体育会系で過ごしてきた人が多いからなのかもしれません。
しかし、企業などでも以前より「体育会系のノリ」が少なくなってきたように、自衛隊のほとんどの部隊でもそれは同様だと感じます。私は今42歳なのですが、この年齢の私から見ると、若手の隊員は「おとなしくて安心感があるな」という印象です。自衛隊以外の企業の若手と同じような感覚だと思います。
もちろん、いわゆる「体育会系のノリである部隊」でも、そうではない人もいますし、部隊的にはそうではなくてもそんなノリが好きな人もいます。そういった個々の差はあるのですが、もし婚活中や就活中の方が「自衛隊は体育会系のノリだ」と思っていて、実際に隊員たちと対面したら、あまりの「フツー」さ加減に拍子抜けするのではないかと思います。
ぜひ、実際に会って確かめてみてください!
今回は、3つの「実は自衛官は……」をご紹介しました。
自衛官という人たちと関わることが少ない方は、自衛官に対して誤解をしてしまうこともあり、そしてそれは仕方のないことだと思います。私も最初はそうでしたから。
でも、当然なのですが彼らも「普通」の人たちです。もし、「自衛官」に何か特殊なイメージを持っていて、自衛官との婚活をためらっている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度だけでもパーティーなどに参加して、彼らと実際に会ってみてください。きっとこれまでは知らなかった一面が見られると思いますよ!