自衛官妻への道『妻の嗜み』
こんにちは！
お久しぶりです！スタッフのERIKAです⭐︎
新しい年を迎え、早くも一ヶ月が過ぎました。
桜の季節が恋しい今日この頃、皆様変わりないでしょうか？
前回から時間が空いてしまいましたが、
今年も全力で皆様の恋活・婚活を応援したいと思っています。
とは言うものの、
私自身も自衛隊と接することになってまだ7年、
自衛隊歴は予備自衛官補から数えて5年目です。
自衛官との結婚も5年目とまだまだ勉強をしなくてはならない新米です。
誰かに何かを教えよう！などというレベルには到底及ばないのですが、
たくさんある選択肢の中から『自衛官妻』の可能性を選び、
完遂せんとする女性の為に少しでもお役に立てるのであればと思いキーボードをポチポチします。
昨年、私は「予備自衛官」として「イベント等の司会者」として多くを学ぶ機会に恵まれました。
私ひとりの力ではとても巡り会う事のできない幸運です。
その事から学んだ事を少しお話ししたいと思います。
昨年ご縁があって私は退官する自衛官のセレモニーの司会を任されました。
私などがそんな大役を仰せつかって良いのだろうか？という気持ちと、
無事成功させる事ができるだろうか？という二つの気持ちがありましたが、
ここはいつもの私の達者な感性が登場します。
『大丈夫。私はできる。失敗しても絶対死ぬことはない。』
（↑この言葉は今後も多く登場します。）
決死の覚悟で猛練習に励みます。
当日の進行も余興も記念品もサプライズも何もかも綿密に計画が練られ、
各所からのサポートも万全で、何も心配するようなことは起こりませんでした。
感謝の気持ちがたくさん詰まった素晴らしいセレモニーでした。
全神経を集中して会の成功に努め、もう間もなく達成の糸口が掴めそうになった終盤に突然それは起こりました。
目の前で退官セレモニーを見て、
『いつか自分にも起こるであろう同じ未来』を想い、
おこがましくもたまらず泣きそうになりました。
自衛隊に捧げた歩みがある。
共に過ごした仲間が一堂に会している。
苦楽を共にし支え合い乗り越えた家族がここにいる。
大変な仕事をよく頑張ってくれましたと感謝する妻が目の前にいる・・・
ふっと自分を省みてしまいました。
家族に毎日感謝できただろうか？
余計な一言で傷つけたりしてないだろうか？
仲間を大事にしてるだろうか？
自分勝手ではないだろうか？
今日を大事にできただろうか？
こんな素晴らしい瞬間が自分の旦那さんが退官する時に起こるのだろうか？
そこにいるであろう自分は心からのサポートをしただろうか？
それを想像するにはあまりにも先が長くて自分は未熟だと思います。
セレモニーが無事にお開きになり、来賓の皆様がお帰りになった後、
私は個人的に奥様に質問を一つさせていただきました。
「自衛官の妻として主人を退官まで支える秘訣は何でしょうか？」
お答えはこうでした。
『助けて下さる周りの方のお話をよく聞くことですよ。』
その声はとても穏やかでとても優しく身に沁みました。
私もその通りだと思います。
私自身、困った時に不思議と助けてくれる人に出会いました。
何度困っても、その都度助けてくれる人が現れます。
不思議な事にそれらの人々は的確に手助けを指示してくれます。
自衛官は入隊方法や職種、階級に応じて色んな選択肢を通ってきています。
その家族の選択肢も様々です。
ある家族でうまくいった選択肢が他の家族では通用しないことも多々あります。
困った時に助けてくれる人は求めれば必ず現れますが、
私はあえて注意事項を一つプラスしたいともいます。
人の話をよく聞くことはとても大事ですが、
聞く時にそれが必ず『その人、本人が体験して得た知識か確認をすること。』です。
例えば、
・官舎に入ったことがない妻に官舎の話を聞かない。
・家族が海外、災害派遣されたことがない妻に派遣のことを聞かない。
などなど例を挙げればきりがありません。
聞き分けかたは超簡単です。
「～らしいよ？」「聞いた話なんだけどね？」など推定の意味をあらわす助動詞が会話の中に現れるのがそうです。
まわりくどい言い方をしましたが、
簡単に言うと『噂話に耳を貸さない』『噂話を安易に広めない』それが自衛官妻の嗜みだと思います。
食べた事がない料理の味について話す人や、
行った事がない海外の話をする人を、
客観的にどう感じるでしょうか？
残念ながらそれは想像や妄想です。
自衛隊においても真実のみが重要です。
歩哨（ほしょう）と呼ばれる見張りにおいても「見たまま、聞いたまま、感じたまま」を報告する義務があります。
「敵が見えた気がしますが確かかは自信ないです。」
「見張ってた人に聞いたんですが、多分大丈夫です。」
そんな見張りは安心できませんね！w
曖昧な噂話を排除すると確かなお話がよく聞こえます。
もし、実際に経験した人に事前に話を聞く事ができず、
何も知ることができなかったとしても、予備知識なしで飛び込め！
大丈夫！できる！失敗しても死ぬことはない！
誰かを手助けしたくて人に何かを話す時も同様、
自分が責任を持てるお話にしましょう。
自衛隊と全く接点のない女性が自衛官と結婚すると、
はじめは戸惑うこともあるかもしれません。
よくわからない分「噂話」に振り回されることがあると思います。
ですが、落ち着いて下さい。
時として、わからない事はわからないのが正解です。w
何はなくても自分の『旦那さん・彼氏さん』の言葉を信じて下さい。
可能な範囲で然るべき対応を取ってくれます⭐︎
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